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在宅ワークをしている主婦が開業届を出すタイミングは?開業届を出す手続きを解説!

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在宅ワークを本格的に始めた主婦が気になるのは「開業届っていつ出すべきなの?」という点です。

開業届とは、「個人事業を開業する時に税務署に提出する書類」のことです。

主婦が個人事業主(フリーランス)として働く場合、開業届の提出は必須ではないですが、出した方がいろいろと有利、というケースもあります。

こちらの記事では、私の開業届の提出の体験談と実際の開業届への提出について解説をしていきます!

在宅ワーク主婦が開業届を出すべき?おすすめのタイミングは?

在宅ワークを行っている主婦は開業届は出すべきなのでしょうか?

私自身が開業届を出したタイミングも含めてご紹介します!

在宅ワーク主婦が開業届を出すタイミングは?私の体験談

私が開業届を提出したタイミングは「ビズアシ事務局の仕事が決まり、毎月コンスタントに収入が見込めるようになったから」です。

★私が事務の仕事を行っているクラウドワークスのビズアシ事務局の仕事についての記事はこちら

ビズアシの仕事が決まるまでは、クラウドワークスやランサーズなどのタスクの仕事を育児や家事の合間にコツコツ進めるだけだったので、収入が月に数千円~1万円程度でした。

ビズアシの仕事が決まったことで月50時間の契約で毎月仕事があり、月数万円程度の収入が見込めることから開業届を出すことに決めました。

在宅ワーク主婦が開業届を出すおすすめのタイミングは?

在宅ワークを始めたからと言ってすぐに開業届を提出しなくても問題ありません。

収入があったとしても売り上げが少額の場合には無理に出さなくても良いかと思います。

ある程度まとまった売り上が見込めるようになった際に開業届の提出を検討してみる形で問題ないでしょう。

在宅ワーク主婦が開業届を出す手順は?

それでは、実際に主婦が開業届を出すためにはどのような手順が必要なのでしょうか?

「税務署に開業届を出す」というとかなり仰々しく、難しいのではないか、と不安に感じる方も多いと思いますが、実際にはどこまで大変ではありません!

開業届の内容もそこまで複雑ではありませんので安心してください。

改めて開業届の提出のステップをご紹介します。

開業届を出す手順1.開業届の書類を記入する

まずは開業届を準備します。

国税庁のHPから開業届のフォーマットがダウンロードできますので、書類を準備して記入をしましょう。

国税庁:個人事業の開業届出・廃業届出等手続

同じようなフォーマットが2枚ありますが、そのうち1枚は控え用となります。

名前、住所、個人番号(マイナンバー)といった個人情報はじめ、事業の概要などを記入します。

屋号はなくても問題ありません。私はいいネーミングが思いつかなかったので空欄にしました。(後から追加することも可能です。)

事業の概要は現在のやっている仕事だけではなく、今後チャレンジしたい仕事も記載しておくことがおすすめです。

開業届を出す手順2. 書類を税務署に提出する

開業届の記入が完了したら、書類を最寄りの税務署に提出します。

提出の方法は持参でも郵送でも問題ありません。

私はその日時間があったことと最寄りの税務署が自転車で行ける距離だったため、開業届を持参して申請をしました。

最初開業届の1枚目しか記入をしていかなかったのですが、控え用も記入するように指摘をされてしまいました…(汗)。

控え用も同じ内容を記入し、2枚提出して1枚は税務署の印鑑を押してもらったものを返してもらい、手元に置いておきます。

個人事業主用の銀行口座の開設や各種申請の時に開業届の控えが必要な時には、返してもらった控え用の用紙をコピーなどして対応します。

開業届を提出する日付は?

開業届を提出する日付についても特に決まりはありません。

正式には事業が開始した時になりますが、事業が始まっていなくても準備を始めたタイミングで開業届を出すことも可能です。

そのため、縁起がいいとされる日取りを選んで提出することもできます。

私は開業届は「一粒万倍日」に提出しました!

一粒万倍日とは、「種もみ一粒から一本の稲ができ、この稲から万倍ものお米が収穫できる」ということから、この日に始めたことは「大きな成果が上がる」と考えられてきた開運日です。

そのため、一粒万倍日は「何かをスタートするのに適した日」とされており、開業日にもぴったりと言われています。

私は税務署に行ける直近の一粒万倍日を選んで提出をすることにしました。

もし縁起を担ぎたい!という方は「一粒万倍日」や「天赦日」などの開運日を選んで開業届を出すことをおすすめします!

(ネットで検索すればすぐにその年の「一粒万倍日」や「天赦日」が出てきますよ。)

在宅ワーク主婦が開業届を出すメリット

主婦が在宅ワークを行うからといって必ずしも開業届を出す必要はありません。

しかし、開業届を提出することで大きなメリットもあります。

在宅ワークのフリーランス主婦が開業届を出すメリットについてご紹介します。

1.確定申告の時に青色申告ができる

開業届を出す最も大きなメリットは確定申告の時に「青色申告」が提出できる、という点です。

青色申告とは、確定申告のやり方のひとつで、最大65万円/55万円/10万円の青色申告特別控除を受けることができます。

その年に得た所得から最大65万円を控除することができるため、節税効果が期待できます。

青色申告で最大65万円を控除するためには帳簿付けと電子申告が必要となり、売上管理や経費の計算などが少し大変ではありますが、会計ソフトを使えばそこまで苦ではありませんよ!

毎年、ある程度収入が見込める場合には青色申告にチャレンジしてみることをおすすめします。

青色申告をするためには申請が必要ですが、開業届を出すときに「青色申告をする」にチェックをすればOKです!

2.個人事業主用の銀行口座が開設できる

開業届を出すことでプライベートの銀行口座とは別に、個人事業主用の銀行口座を作成することができます。

屋号の名称が入った銀行口座を作ることができるため、事業用のお金は別で確保をすることが可能です。

事業用の銀行口座を作っておくと管理がしやすく、毎年の確定申告の時にも売り上げが見えやすいのでおすすめです。

私は楽天銀行の個人事業主用のビジネス銀行口座を開設しました!

ネット銀行なので、ネットですぐに明細がチェックでき、振込手数料なども安いのでおすすめです!

3.保育園に入りやすくなる

開業届を出すことで「個人事業主」として認められるため、保育園に入りやすいというメリットもあります。

個人事業主(フリーランス)はある程度自由がきくということから、会社員よりは保育園に入りづらいというのは事実としてあるようです。

しかし、開業届を提出し、しっかりと個人事業主として仕事をしている、確定申告をして税金を納めているということが証明できれば保育園入園にもつながる可能性は高くなります。

保育園入園については自治体の判断にもよりますので、お住いの自治体にもしっかり確認をしてみましょう。

4.預かり保育の「新2号認定」が取れる

幼稚園の預かり保育の補助が出る「新2号認定」をもらうためにも、個人事業主としての証明として開業届の写しや確定申告書類の提出を求められます。

新2号認定をもらうことで、延長保育や長期休暇時の預かり保育料金を補助してもらうことができます。

個人事業主として働いて、新2号認定をもらうためには、開業届は必須となりますので考えておきましょう。

★新2号認定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

在宅ワーク主婦が開業届を出すデメリット

主婦が開業届を出すメリットが多い一方で開業届を出すデメリットもあります。

社会保険の扶養から外れる可能性がある

多くの専業主婦が配偶者である夫の会社の社会保険の扶養に入っているのではないでしょうか。

社会保険の扶養の条件については健康組合により、規定が異なっています。

一般的に社会保険の扶養の条件は年収130万円以上になると社会保険の扶養から外れ、自ら国保に入るか、就業先で社会保険に加入する必要があります。

が、健康組合によっては「開業届を出す」ということで社会保険の扶養から外れなければいけない、というところもあるそうです!

開業届提出=売り上げがある、というわけではないのに厳しいですよね…。

これは会社によって異なるため、開業届を提出する前に必ず確認しておく必要があります。

また、夫の会社の健康組合の社会保険の扶養の要件が「年収」なのか「所得」なのか、という点もきちんと確認しておくのがおすすめです。

開業届を提出した後は青色申告にチャレンジしよう!

開業届を提出した後は青色申告にチャレンジしてみましょう。

前述したとおり、最大65万円の控除が可能なので、お得になる可能性が高いです。

青色申告にチャレンジするなら会計ソフトは必須ですが、私は会計ソフトでシェアナンバーワンの弥生のソフトを毎年利用しています。

わかりやすく、初心者でも使いやすく、サポートも充実していますのでぜひ検討してみてください。

やよいの青色申告オンラインは1年無料で気軽に使えます!

★確定申告について解説している記事はこちら

こちらの本はフリーランスとして働く上での税金や社会保障、確定申告や経費についてなどご紹介しています。

漫画を交えてわかりやすく理解ができるのでおすすめです!

まとめ:在宅ワーク主婦も開業届を出してメリットを受けよう!

在宅ワークをしている主婦が開業届を出すべきタイミングやメリットについてご紹介しました。

在宅ワーク主婦が開業届を出すことは必須ではありませんが、毎年コンスタントに売り上げが出せるようになったら開業届を検討してみるのがおすすめです。

在宅ワーク主婦が開業届を出すメリットの下記の4つについても解説しました。

1.確定申告の時に青色申告ができる

2.個人事業主用の銀行口座が開設できる

3.保育園に入りやすくなる

4.預かり保育の「新2号認定」が取れる

開業届の提出は難しいと思われがちですが、基本情報をしっかり書いて提出すればOKです。

開業届を出すことで、自分の事業をしっかりを築いていこうというモチベーションアップにもつながります。

ぜひチャレンジしてみましょう!

在宅ワークの進め方がわからない…

育児と仕事のバランスで悩んでいる…

という方はぜひキャリアカウンセリングもご検討下さい!

ABOUT ME
キャリアカウンセラー さゆり
キャリアコンサルタント 10年間人材派遣会社で5000人以上のキャリアの支援をしてきました。 フリーランスのキャリアカウンセラーとしてセミナー実施の実績あり。 現在は埼玉県で小学校に通う息子の子育てしながら在宅ワークをしています。